注記における字隔とは、字と字との間隔を意味します。特に線記号や面記号に添える時は、字隔を十分に空けることができます。空け方は場合によりますが、注記が読みやすいのが第一です。字隔をとり過ぎて他の注記と混同されるようなら、全く意味がありません。例えば線記号が曲がっている時、それに沿うように配列したとしましょう。実際に試してみると分かりますが、文字自体に傾きが無ければ階段状になり、とても読めたものではありません。もちろん階段状のままにして読み取れるケースもありますが、文字も傾かせた方が読みやすいのは確かです。慣例として、水系の記号に対しては階段状のまま注記するようです。逆に鉄道名、道路名としては、字斜を発生させるのが普通です。