比例記号図で使用される記号は円が多く使われますが、ほかにも正方形だったり、球や棒と言った立体形状を模した図も使用できるでしょう。円で言えば、その大きさでその量が、記載位置でその地点あるいはそのエリア、さらには輸出入量といった流れをも示すことができ、情報が瞬時に把握できます。立体形状を模した図にすればその表現できる項目も追加でき、さらに効果的かもしれません。この作図法を使用する場合、留意することとして使用する円などの記号の大きさと全体的なエリア内での混み具合などがあります。あまり記号が重なりあっていると、表現している量がわかりにくくなる場合があるため、事前にその様子を確認しておくことがお勧めです。重なりがあっても作図を工夫することで回避できる場合もあります。また同種の作図法として「分割比例記号図」と言われるものでは、同じ円を使用するにしても、円グラフにすることで比率という情報も盛り込む事が可能となります。さらに、量によって中心をそのままにして扇状に描くと量の多少がさらに強調出来て効果的でしょう。