観測データや貿易の輸出入量など、収集若しくは算出したデータという情報を如何にわかりやすく図式化するか、という目的のため多くの作図法が生み出されています。情報をまさに一目瞭然という言葉がピッタリといった図で表現するのがいかに効果的かを示す良い例でしょう。しかも何を強調したいかといった目的によっても作図法が変わってきます。例えば地図をベースに、ある都道府県内で工場の分布状況がどのようになっているかを表現したい場合や、あるエリア内で自治体別人口の多少を表示したいなど、その用途はいくらでも考えられることでしょう。こう言った用途に合わせ作図法の中で、総量といった数値を地域ごとで表示したいと考えたときに使用されるものに「比例記号図」というものがあります。